運転手さん

旅行中、ずっとバスを運転してくれたスヴェトさん。出身はユーゴスラビア?だったかな。一見寡黙そうだけど、ほんとはやんちゃなおじさん。あの石おたくの博物館に行く時だって、あんなとこバスで登ってしまうし、わたしたちが列車に乗っているときは、近くの道路を併走して、楽しませてくれる。
ナンバーはなぜか
「OSaKa7」

そのスヴェトさんの運転席のそばには、ゴミ箱用のバケツが置いてあります。ある日、バスを降りようとして、そのバケツに足をひっかけ転がしてしまったわたし。ゴメンナサイのドイツ語を覚えてなかった。「あ、sorry・・・」
同じ日、再び見学のためにバスを降りるわたし。またバケツに足をひっかけてしまいました。 お決まりのコントみたい。このときばかりは、それまでずっとクールな表情だったスヴェトさんも「はーっはっはっはっ。」と大笑い。またこの人かと思ったんでしょうか。わたしも「でへへ・・・」と苦笑いでした。
帰国後、オーストリアで観光バスがガケから転落したというニュースを聞きました。詳細はわかりませんでしたが「まさかあのおじさん、また石オタクのとこに無理して登ったのでは」と本気で心配しました。