2022年2月27日(日) 4.5/-0.2℃
新撰組顛末記
昨日から急に気温が上がって、雪溶けたかな…あまり外出ていない。
だいぶ前に購入した「新撰組顛末記」読み終わりました。新撰組の生き残り永倉新八が小樽新聞の取材に答えたもののようです。新撰組の頃の話は、読んでいて痛ましい。簡単に切腹させたり斬首したり、命がどんどん消えていく。
明治になって、(永倉たちが暗殺した)伊藤甲子太郎の弟と出くわしたときの話は、怖かった。「いやぁ、しばらくでござったな」と軽い挨拶をしつつ別れ振り返ると、相手も振り返ってじっと見ている。永倉は袴の股立ちを取り、待ち構える。まだ帯刀が許されていた頃なんだな。(股立ちを取るということを初めて知った)
結局この時は何も起こらなかったけれど、数日後に怪しい人たちに付けまわされるようになる。それもあって、北海道へ。その後再び上京したりしながら、最期は小樽。今の小樽市役所の近くらしい。
北海道は日本史好きには寂しい所。でも、永倉さんが剣術を教えていた樺戸監獄、手を合わせた碧血碑、小樽の菩提寺のミニ資料館など行っていない。いつか行こ。永倉さん指が長い…。