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オーストリア6

赤いフリース

赤いフリース

朝ごはんもおいしー!ゼルデンのホテル。主にパン、ミルク、シリアル、フルーツ・・・希望で卵料理を作ってくれます。

今日は朝から雨。部屋の中もひんやり。
昨日までは、なんとか寒さに耐えていたけれど、「今日はもう限界かも・・・」と思いつつ、とりあえずロビーへ下りてゆきました。

すると、ツアーの中で一番高齢のご夫婦の奥様が赤いフリースを差し出して「昨日、あまりに寒そうだったから・・」と言って下さいました。アイスグラードのあたりから、添乗員さんはダウンジャケットを着ているし、今回の旅は「持ってきた服ではダメだ」・・・と気づいてはいたのですが他の人に「服を貸してください」なんて言えないし、辛かった。
フリースもあったかかったけれど、おばさまの心がじんわりとあったかく、 嬉しくて涙が出そうになりました。

おーばーぐるぐる!

オーバーグルグルのホテル

エッツ谷最奥の村オーバーグルグルへ向かいます。(変な名前)
村へ着いたものの、あまりに寒いので近くのホテルへ入りました。ホテル「エーデルワイス&グルグル」・・・ってこれまた変な名前。

ガラス張りのカフェレストランで休もうとすると、ホテルの方が「こっちの方がもっとあったかいから・・・」と奥へ案内してくれました。
入ってゆくと、ずっとずっと奥が深い建物。お城の中に迷い込んだみたい。これが小さな村のホテルなんて・・・。
あたたかく広~いレストラン内の大きな暖炉に、火まで入れてくれて。

オーバーグルグルのホテル

こちらに来て、小さな村のホテルや施設の立派さに驚かされっぱなしです。個人経営とはいえ、とても質が高い。
標高の高い村では、山の中にエレベーターを作り、物資を運ぶところもあるそうです。ふと窓の外を見ると・・雪が降ってきた!7月の雪。気温は3℃です。

防寒具

防寒具

オーバーグルグルのスポーツ用品店に立ち寄りました。ずっとフリースを借りているのも、申し訳ない。思い切って買っちゃおう。
ということで、 赤いウィンドブレーカーを購入。サイズもちょうどいいし明日から寒くないぞ!
ちょっと気になって、内側を覗いてみると、、 made in chinaオーストリアの赤ではなく、中国の赤だったのね。。。夫、笑い止まらず。

鉱物おたく

鉱物おたく

チロルだけでなく、世界中から集めた鉱物を展示しているという博物館へ向かいます。かなり道幅の狭い山道。霧で視界が良くない。

しかも、ガードレールも何もないし、バスの幅ではギリギリだし・・・。怖いよぅ、こんなとこバスで来て大丈夫なのか??途中、出没する牛をかわしつつ、博物館到着しました。

この博物館は、鉱物好きのおじさんが個人で集めたものというから、かなりの鉱物おたくですな。個人の趣味にしては、かなりの量でした。

ザクロ石

そこで一番興味深かったのがこちら。エッツ谷のザクロ石とかいう12面体の黒い石。きのこみたいに、他の岩からぽこぽこ生えています。
どうして、自然にきれいな12面体を形成するのだろう。。。不思議でした~。

そして、博物館からの帰り。「こんなところまでバスで来た観光客は珍しい」・・・と博物館の人が珍しがり、観光バスを逆に写真に撮っていたそうです。やっぱし・・ぞぉ~。帰りのバスは一層怖さが増しました(*-*)。

羊飼い

この日、昼食のために立ち寄った、山小屋レストランで羊飼いに遭遇。男性三人、昼からビールがぶがぶです。
ひとりあたり1,000頭くらい飼っているらしく、春から秋にかけていいおこづかい稼ぎになるんだとか。一頭あたり8ユーロの収入だというので1,000×8×135円(1ユーロ)・・・おぉ、百万以上になりますね。

そして、チロリアンハットはそれぞれにこだわりがあり、自分なりの飾りを付けるのだそうです。
と・・・そのときPPPPP!若い兄さん羊飼いの携帯が鳴り、「〇X@&%・・・」。
「本物の羊飼いか~」の感動から、一気に現実に戻りました。
つづく・・・。

PHOTO編

ゼルデンのホテルから ホテルエーデルワイス&グルグル ホテルエーデルワイス&グルグル

朝。ゼルデンの部屋からの眺め。 ホテル「エーデルワイス&グルグル」。 人の背丈より大きい暖炉。パチパチ・・・。

山小屋への道 山道の草花

山道を通り、向こうに見える小さな山小屋で昼食。 道沿いには野生の花がたくさん。

羊飼いのみなさん 山小屋からの眺め 夜。ゼルデンのホテルから

羊飼いのみなさん。山小屋からの眺め。谷がずっと続いている。夜、ゼルデンの部屋から。

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